ポケモンの秋

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トリックホリック内幕【パーティ紹介】Bパート

 ハロハロハロー。ハロー、ハロウィン。やっとハロウィン。

 

 みなさんハロウィンのご予定はありますか?私はありません。

 今回は先日のインターネット大会・トリックホリックの使用パーティ紹介その2です。

 

 ポケモンをしている人がバトルで求めるものって何があるのでしょうか。

 私がポケモンバトル求めるのは、そう、おもしろさです。

 こんなにもお題がしっかりしている大会で、おもしろいパーティをつくらずにいられますか? 私は無理です。

 そんなわけで、この戦いで誰よりも楽しむために、一つのコンセプトを抱いて臨みました。そのパーティがこちら。

 

 トリックホリック“大・仮装パーティ”

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 ハロウィンといえば仮装することで有名です。なので今回は「仮装」をコンセプトにパーティを組みました!化け上手なポケモン達をこの大会で戦えるよう調整。45戦25勝20敗、勝率55.6%のこのgoodなpartyを紹介しましょう!

 

 ゾロア@気合いの襷

 イリュージョン せっかち cs252

 挑発 カウンター バークアウト イカサマ

 エントリーナンバー1番。化かしのプロの一番弟子・襷カウンターゾロア。選出数10戦内8勝。出せば活躍するパーティの癒やし枠です。

 見ればおわかりいただける、襷カウンターをぶちかますことが役目です。今回初手に出てきやすい、追い風要因のプテラクロバットねばねばネットオニシズクモへカウンターをいれていきます。バトンペンドラーや受けポケモン意識の挑発。ゴーストタイプへの打点としてバークアウト・イカサマを採用しています。

 ゾロアークがいる都合上出番は少なくなりがちですが、火力の無いこのパーティでカウンターが必要となる場面は結構あったと思います。このパーティに対して理由は未だ不明なのですが初手グソクムシャを出されることが多く(ゾロアーク警戒だったのだろうか)、そういうときにはたらいてもらいました。

 初手で出すことがほとんどで、カウンターを警戒されるため化けさせないことはまずありません。挑発持ちがこの子だけなのでどうしても必要なときには2番手で出したり、初手に出されない物理型エースが後ろにいそうな場合にも控えに入れておくことはありました。

 

 ゾロアーク@拘りスカーフ

 イリュージョン 控えめ csベース(極振りしたかもしれない)

 とんぼ返り ナイトバースト イカサマ 気合い玉

 エントリーナンバー2番。ポケモン界の幻王・スカーフゾロアーク。最速130族のこの大会を上から制圧するためにやってきた騙しの天才です。選出数26戦内15勝。

 パーティに素早さが足りないのでスカーフを持たせました。パーティ編成時は、シルヴァディに化けて蜻蛉でサイクルを回そうかと考えていました。実際に使いパーティ慣れしてくると、ミミッキュに化けることが多くなり、そちらの方が相手の行動を読みやすかったです。初手のダークライを気合い玉で吹き飛ばしたり、今大会に多いゴーストタイプを狩ってもらいました。

 初手に来るスカーフとんぼに弱く、受けだしできるポケモンがいなかった場合犠牲になってもらうことも多々。

 先に記したようにパーティに素早さが足りていないので、最悪化けれなくてもいいと、裏に控えさせることもありました。2番手選出ミミッキュ化け時マーシャドー対面は超有利対面です。

 拘る都合上不利対面で積まれることが負け筋になりえますが、そういうときのために、裏に化けの皮ミミッキュや襷ゾロア、変わり者メタモンを用意しています。

 

 ミミッキュミミッキュZ

 化けの皮 意地っ張り haベース

 身代わり 剣の舞 影打ち じゃれつく

 エントリーナンバー3番。‘人気者’のコスプレイヤー・最火力ミミZミミッキュ。火力の無いこのパーティの火力担当。剣舞→ミミZの超王道ストーリーを今日も行きます。選出数37戦内22勝。圧倒的選出数を稼いだこの男、今大会の最強級のポケモンです。当初は身代わりと呪い搭載させるつもりでしたが、技スペースが5枠なく木の実とZの2つ持ちができなかったので呪い木の実は諦めました。

 パーティを見ていただくと火力のなさが目に飛び込んできます。ですので、意地っ張りでZ持ち。マーシャドーの影打ち意識の耐久振りをしています。身代わりは毒持ちブラッキーバルジーナのために持たせました。シャドークローではなく影打ちはワンチャンス狙いです。

 イリュージョンズの幻影担当。彼らの討ち漏らした残党を処理してもらうのがお役目です。

 (身代わり→)剣舞→ミミZの基本的な動作を覚えて使います。それ以外にすることはありません。

 ミミZ採用はブラッキーバルジーナが多いと思ったのと、ゴーストZが多いと思ったので裏をかいたつもりです。どっちのZが多かったかは知りません。

 

 シルヴァディ@フライングメモリ

 ARシステム 控えめ bcsベース

 毒毒 凍える風 エアスラッシュ ラスターカノン

 エントリーナンバー4番。精神変装師・浮かれシルヴァディ。選出数12戦内6勝の、パーティの見せ合い時において最強の名を持つ実質アルセウスです。地面技を空かすための飛行タイプ。ゴーストタイプが多くて鬼火が怖かったので特殊型採用です。

 ゾロアークがとんぼ返りを持っているので、「それっぽく見せる」担当をしてもらうつもりでした。しかし、このシルヴァディの制作者のセンスのなさにより終盤出番すらもらえませんでした。

 なにがいけなかったのか。それは物理型採用をしたかったのですが育成が間に合わず、また鋼タイプ採用をしたかったのですが“見えない”地震におびえたところです。甘えました。パーティ慣れした終盤戦で、耐久型の鋼かノーマルタイプなら出せる場面があったように思いました。物理が刺さっていたかは知りません。

 技構成について、毒毒採用はゾロアに覚えさせたかった技を移転させたもの。凍える風はグライオンに効く技がパーティになさそうだったため。エアスラッシュは犯罪者になるため。

 

 キテルグマ@突撃チョッキ

 もふもふ 意地っ張り ha252

 しっぺ返し 岩石封じ 雷パンチ 地震

 エントリーナンバー5番。きぐるみ担当・チョッキキテルグマ。ノーマルタイプがいそうでいないこのパーティのゴースト技受ける枠です。対面でウルガモスを処理する偉いクマは選出数24戦撃ち10勝。舞った蝶は倒せませんでした。

 受け枠っぽいポケモンがいなかったので耐久振りにしてチョッキを持たせました。一致技がないのは通りの悪さ故。ウルガモスを任せるつもりはなかったのですが、一度対面で倒してから担当者になりました。

 そこそこの選出数ですが、どちらかというと消極的な選出が多かったです。まともなポケモンミミッキュメタモンしかおらず、次にまともなのがキテルグマだった、という理由です。

 耐久振りもふもふなのは、マーシャドーに一矢報いるためです。ウルガモスが受けに来そうだったので緊張感採用と迷いました。

 技構成について、岩石封じ・地震はよかったですが、受けエース・グライオンへの打点として冷凍パンチ採用はありだったのでは、と思っています。ちなみに雷パンチを採用している理由がメモに残っていなかったためわかりませんが、麻痺狙いかと予想しています。麻痺引きは手で数えられるほどしか引けませんでした。

 

 メタモン@悪Z

 変わり者 穏やか h252s0

 変身

 エントリーナンバー6番。ドッペルゲンガー・不意打ちの悪Zメタモン。別に悪Z不意打ちを打つわけではありません。選出数26戦内14勝。性格・めざぱは甘えています(めざぱのタイプ調査すらしていない)。どんな状況でも5割の勝負にもっていくことができる優秀なポケモンで今回の目玉商品です。その割に、試合当日変わり者HP個体値VメタモンがBOXにおらず、過去作から慌てて送り出す急造っぷり。

 パーティのどんな欠陥も補ってくれる枠です。持ち物はこだわりの一品、悪Z。メタモンと言えばスカーフ・襷が定番でしたので、わざと外してみました。何のZを持たせるか最後まで迷っていたのですが、結局採用数の多そうな悪タイプでいくことにしました(頭の中:炎→竜→霊→悪)。これはまず読まれないだろうと、そしてスカーフや襷を警戒すれば引いてきますから、そこへZ技をいれる動きをする予定でした。

 パーティでの担当は、積みポケモンに化けて五分に勝負をもっていくこと、受けループに出して交代を繰り返して相手のPPを枯らすこと(無理でした)、でした。実際はステロをパクってまいてもらったり、ネットをパクってまいてもらったりしていただきました。

 

 パーティ編成時はゾロアークミミッキュシルヴァディが基本戦術。使ってみて最終盤はゾロアークメタモンミミッキュとなりました。

 受けポケモンの処理ができずドヒドグライに必ず負けていました。メタモンでPP枯らしを狙おうと思っていましたが、机上の空論だったようです。ドヒドグライのいるパーティはグライオンがハサミギロチン採用であることを願ってメタモンでコピーしにいくのが唯一の勝ち筋です。成功数は1回でした。グライオンだけならどうにかなるようにしていたのですが、ドヒドイデをなめていたのが敗因です(強いとは知らなかった)。

 パーティを見てもらうとわかるのですが、めっちゃマーシャドーに強いです。誰が対面しても絶対マーシャドーにダメージが入る仕組みになっています。

 対戦の感想ですが、とても楽しい対戦ができました。ギミックというか、トラップというか、ネタを存分に盛り込んだパーティだったので、これで楽しくないはずがなかったのですが。ネタとはいえ、これは十分戦えるパーティでした。勝ち越せたのがその証拠かなと思います。反省点として、シルヴァディキテルグマの型、あとミミッキュの身代わりはもう少し検討してもよかったかなと思います。

 一度、メタモン入りパーティとあたったときは、メタモンミラー来るか!?と思ったのですが、よくよく考えるとこちらにコピーするメリットのあるポケモンがいませんでしたね。

 

 最後に、対戦した方々、ありがとうございました。